サイトの基本設定2(術編)

妖術
妖魔専用の術。忍術とは系統が異なるが、その効果は忍術・幻術などに近い。
ただし、ものにもよるがその威力は絶大で、全て人間では使用不可。
系統が違うために忍術では対処不能で、
たとえば幻術と同じような効果を持つ術は幻術返しでは解けず、耐性は霊力に依存する。
チャクラではなく、妖力を消費して短い呪文の詠唱を行うことによって発動するが、
術者の実力次第では詠唱を省いてしまう事もある。
その分威力は落ちるが、力がありすぎる術者の場合は逆に威力の抑制に利用する。


法術
妖魔や悪霊などの異形の者達に対抗するため、神職やそれに近い陰陽師などが使う術。
扱うための素質や効果はもちろん妖術や忍術とは違うが、中には妖術と同名の術も多く存在する。
霊力を消費し、呪文の詠唱や専用の術式符を使う事で発動する。
使う力が違うだけで、基本的な術の原理自体は妖術に近いといわれる。
妖術と違いあまり攻撃術は豊富ではないが、
時代が下るほど対人間用の術が増加傾向にあり、たとえ侍や忍者でも警戒しないと痛い目を見る。


召喚術
口寄せと違い、呼び出しに術者の血を必要としない。ただし、対象と契約を交わす点では同じ。
力さえあれば、上位の妖魔や悪霊であっても呼ぶ事ができる。
呼び出された存在は、どんな種族でも召喚獣(霊は召喚霊・無機物なら召喚物)と呼ばれる。
消費する力は、霊力や妖力、体力など幅広く融通も利くのが特徴。
呼び出した見返りに、事前か事後に何か物品を渡すのが通例。
もちろん、消耗する力の量は呼び出す対象のランクに比例する。






攻撃系
攻撃用の術は、特に妖術で属性・数共に豊富。
上位の術になればなるほど高威力・広範囲になるのが普通。
そのため、中には防御術の併用が必要なものもある。


妖術・大津波
読んで字のごとく、大津波を引き起こす術。
シンプルな術だが、元々自然災害であるものを故意に引き起こすこの術は、
水辺で使われると最後とも言われる恐るべき術。
基本的には水辺でないと威力が落ちるが、上位の術者ならどこでもお構いましの安定した威力を誇る。
広範囲に威力を及ぼす術なので、集団や集落を相手にする時に向く。
ただし、周りのものを全部押し流してしまうので、使う時は治水の使い手が居た方がいい。

妖術・鬼火
炎系の妖術の基本術。狐以外が使うときは、狐火ではなくこう呼ばれる。
術の特性は狐火と変わらない。
上位術は鬼の篝火と呼ばれ、こちらは狐業火と同じ効果を持つ。

妖術・風切り
風系の妖術の中で一番基本となる術。
小さなかまいたちをつくり、対象を切りつける。
威力とスピードは術者の実力に比例し、上位の術者なら多数のかまいたちを作り出すことも出来る。

法術・諫止(かんし)の雷光
手から放たれた小さな電撃で対象を攻撃する。対悪霊・妖魔用。
当然悪霊などに特に威力が高いが、人間が受けてもきちんとダメージがある。
名前は雷光となっているが、特に属性はないようだ。

妖術・狐火
狐の使う妖術の中で、もっとも基本となる術。
青白い人魂のような光を出して対象を焼き尽くす。
しかしその威力は術者の力量が素直に反映されるため、
上位の術者ともなれば多数の火を放ち、またその炎は大きく苛烈な威力を誇るという

妖術・狐業火
狐火の上位版。
名前は似ているが、威力は比較にならない。
ひとたびその火が放たれれば、小さな村や町はあっという間に焼き払われてしまう。
広範囲を焼き払う術なので、集団戦で相手の逃げ道を塞いだり、
アジトなどを火攻めにして焼き尽くすなどの用法がある。

妖術・金糸閃
雷系妖術の基本術。細い金の矢のような電気を指先などから放つ。
基本術なので詠唱が早いのもさる事ながら、対象に到達する速度が速く先制攻撃にもよく使われる。
上位の術者では電気の矢が大きくなり、複数の対象を一気に攻撃できるようになる。

妖術・空破斬
空気を切り裂かんばかりの轟音、いわゆるソニックブームを発しながら対象を切り刻む大技。
その音だけでも鼓膜が破れそうだが、文字通り不可視のギロチンのような攻撃はまず回避できない。
短い間隔で連発する事はできないが、巨大な風の刃は連発せずとも多くの敵を切り裂くだろう。
発動直前に、腕をなぎ払うように大きく振るのが特徴。

妖術・黒の戯れ
黒い球体に対象を閉じ込め、
球体が激しい炸裂音と共に収縮を繰り返して、内部に閉じ込められたものに大ダメージを与える。
威力はかなり高く、使い手は妖魔といえどもそれほど多くない。

妖術・逆巻きの滝
敵の足元から強烈な水柱を噴出させる術。
とてつもない勢いの水に吹き飛ばされた対象は、あっという間に無防備な状態にされる。
もし天井がある場所で使われれば、天井にたたきつけられて即死、
天井がなくても、その後の落下の衝撃でまず無事ではすまない

妖術・地獄の劫火
最高峰の威力を誇る火の術。
硬い金属すら一瞬で溶かしきる業火が、下位術を上回るほどの広範囲を焼き払う。
尾獣クラスの術者なら、木の葉や砂のような大きな里でも一瞬で火の海になるだろう。
そのあまりに苛烈な威力のために使われることは少ないが、妖魔すら恐れるといわれている。
効果範囲が広く、味方が居るのなら鎮火の使い手が居た方がいい。

妖術・樹枝裂断
地面が裂けるほどの大地震を起こし、亀裂に落ちたもの全てを押し潰す術。
その名の由来は、地面の裂け目が枝が広がった様子に似ていることから。
亀裂を広範囲に多数発生させるためか、難易度は高い。

妖術・塵竜疾駆
竜の背のたてがみのように逆立った砂が一直線に駆け抜け、通り道の物を全て蹂躙する。
縦に長い代わりに横方向は狭い範囲しか攻撃対象にならないのが欠点だが、
速度が速く、直線に並んだ敵を一掃する際は十分過ぎる力を持つ。
巻き込まれて吹き飛んだ対象も凶器と化すような状況で使えば、本来の威力以上の効果を発揮する場合もある。

妖術・飛礫(つぶて)
土属性の基本術。小さな石を相手の足元から飛ばして攻撃する。
威力はさほどでもないが、足止めにも使えるため便利。
上位の術者は攻撃範囲、飛ばす飛礫の数が共に向上する。
特性上、上空を飛ぶ鳥などを狙うのは困難だが、これは土属性の術の多数に共通する欠点である。

妖術・昇り流砂の舞
砂を対象もろとも天高く舞い上げ、中でもみくちゃにした挙句一気に砂ごと叩き落す術。
竜巻のように切り裂くわけではないだろうが、
砂の圧力と摩擦、落下の衝撃に耐え切れるものはまずいないだろう。

妖術・附子(ぶし)の霞
淡い紫色の霞を吐き、霞が対象に触れた瞬間に猛毒に侵す。
その毒は凄まじく、体の大きな猛獣であっても数分で衰弱させ、死に至らせる。
毒の強弱は、術者の力量と妖力の加減で決まる。

妖術・紅椿の舞
赤く美しい花びらが空間を舞う美しい術。これに触れると切り裂かれてやけどを負う。
威力自体はさほど高いわけではないが、やけどによって与えられるダメージは馬鹿に出来ない。
だがそれ以前に、とにかく触れると熱いので動きは鈍ってしまう。
そのため、怖いのはその隙にさらに強力な術が襲ってくる可能性があることだ。

妖術・蛟(みずち)の祝宴
水属性最強の術。術者の力を水に変えるのはもちろん、
河川や海、地面の水脈、大気の雲に至るまでありとあらゆる水を使う。
四方八方から襲う津波のような水に押しつぶされ弄ばれ、さらに無数の水の刃で切り刻まれる。
とにかく規模が大きいが、対象以外のものの周りは水はよけて通るという。

法術・祝福の霊剣
数少ない法術の攻撃術。悪霊などを退ける力を持った、白く輝く霊力の剣を作り出す。
この剣は操って動きを制御することも出来れば、自分で持って戦うことも出来る。
威力・大きさのは術者の実力に比例する。
霊力の塊だけに重さがないので、大抵は非力な術者でも出来るだけ大きな形にする。

妖術・水球(みずだま)
水の球体を作り出し、相手にぶつける水の妖魔の基本術。
圧力がかかっているため、ぶつけられると見た目以上にダメージが大きい。
特に、内臓などの体内に衝撃を受けるという。
上位の術者なら、複数放ったり、一つの水球の大きさが増したりする。

妖術・亡者の誘い(いざない)
強烈な毒を対象に浴びせ、見る見るうちに体を腐らせる恐るべき術。
体の末端からだめになっていくため、術を受けた者の恐怖は計り知れない。
手強い相手を弱体化させるために使うのがまっとうな用途だが、
残酷な妖魔は、単にもだえ苦しむさまを眺めるために使うとも言われる。

妖術・雷霆神弩(らいていしんど)
天に雷雲を生成・召喚し、広範囲に強烈な雷攻撃を加える。雷の術で最高峰の威力を誇る術。
数多の雷が、空を白く輝かせるほど一斉に降り注ぐ姿は圧巻。
なお、霆(てい)はまっすぐに伸びる稲光の事。弩(ど)は、石を飛ばす大型の弓。
そのあまりにも苛烈な威力のため、雷を神の大弓で放った矢に例えた事からその名がついたという

妖術・竜の角笛
大小の竜巻を複数生成し、広範囲を攻撃する。風の術で最高峰の威力を誇る術。
物が竜巻なので、当然発動した後には何も残らないといっていい位の被害が出る。
竜巻の通り道は操れるが、壊したくないものの指定は利かない。
そのため自分の領域で乱戦になった時は、風防の使い手がいないなら使用を控えた方がいい。




戦闘補助・行動補助系
戦闘を有利に運んだり、行動しやすくする術で、特に防御術は妖術・法術で共通のものが多い。
強力な敵を相手にするときや、強力な術を使うための準備には欠かせない。


妖術・操り狂言
心乱身の術や、傀儡を操る術によく似た術。対象の意識を残すか奪うかは本人の気分次第。
ひとたび意識を奪ってしまえば、あたかも本人の意思であるかのようにしゃべらせる事も可能。
体外からかける時に限り、尾獣が人柱力にかけることも出来る。アイデア次第で使い方は数多い。

妖術・虚ろ身
いわゆる分身の術の親戚。法術の場合は、「幻身(げんしん)」と呼ばれる。
かく乱というよりも、本人の代理のような用途で使われることが多い。
具体的には、分身の口を通して自分の意思を伝えるなどがあげられる。
実体は持たないため、触るとすり抜けてしまう。
特に法術の方は武器なども持てないため、元々戦闘向きではない術。

妖術・御伽大華
華々しい、まるでおとぎ話のような光景が目を奪う。
視覚と触覚の双方に訴えかけるパターンの術。
遠くの方に幻影を発生させ、そちらの方におびき寄せる事も可能。
特に狐や狸などといった、人を化かす妖魔(口寄せ動物)が得意とする。
罠やかく乱が主な使い方。妖術なので、幻術返しは不可。

妖術(法術)・隠形(おんぎょう)
霧衣と同系統の術で、こちらは完全に姿や気配を消してしまう。
異なる次元に滑り込むため、術が完璧に発動している間は内外どちらからも干渉不能。
妖魔や式神といった人外の存在が使うのが普通だが、人間も普通に使える。
ちなみに、隠れられる時間は無限ではない。

妖術・霧衣(きりごろも)
妖魔が正体を気取られぬように、チャクラのパターンや体臭を変えてしまうための術。
特にチャクラのパターンは、これ以外の術ではごまかしが利かないので便利。
その性能は、自来也やカカシの目も騙すほどである。
無益な争いを避けたり、人の世界に紛れ込むときなどに便利。

妖術・金剛陣
強力な守護の結界を張り、物理攻撃から身を守る。
法術の場合は利益(りやく)の盾と呼ばれる。

妖術・金剛五行陣
物理攻撃に加え、属性攻撃からも身を守る最高の防御術。
やや防御効果は落ちてしまうが、広範囲を守ることも出来る。
これを味方にかけてしまえば、多少のことでは全く傷つかない。

法術・逆枝
忍封殺と似ているが、こちらは打ち消すのではなく跳ね返してしまう術。
結界の内外どちらからでも忍術を反射し、攻守を一手に行うことができる便利な術だ。
これを自分達ではなく相手の忍者にかければ、
術が内側に跳ね返るので使った瞬間に自爆する事となる。
妖魔などの人外の存在相手ではなく、完全に忍者に対抗するためだけの術。

妖術(法術)・地鎮
地面から少しだけ体を浮かせ、地震から身を守る。
さらに岩や土に加えられた力を打ち消す事で、他の土系の術も無効化してしまう。
土系の術は行動を封じられるものも多いのが、
「土をなだめる」ことにより、土を体から遠ざけて脱出できる。

妖術・痺れ針
毒系の術でもっとも基本の術。
神経に作用し、妖力の針が刺さった場所を痺れさせてしまう。
急所に当たれば稀に一撃で相手を昏睡に落としこめるため、基礎ながら侮れない

妖術(法術)・治水
水を受け流してしまう結界を張る術。
この結界に触れた水はたちどころに勢いを失ってしまうので、
水系の術は全て無効化される。
水系の術は広範囲に及ぶものも多いので、巻き添え防止で仲間にかけることもある。

妖術(法術)・鎮火
炎本体は勿論、その熱も遮断する。
術者のレベルによっては、この術さえ使えば陶器を焼くかまどの中でも無事で居られるという。
たとえ周り中を火で囲まれた場合でも、これを使えば火の中を突っ切る事も可能。

法術・忍封殺
忍術や幻術を打ち消す強力な結界を張る術。
一度きりしか持たない結界だが、その能力は高い。
また、張りなおしも術式が書かれた専用の結界符さえあれば楽に行える。
対忍者用に用いられる防御術。

妖術(法術)・避雷
雷やそれと似た術を遮断する。
別に雷でなくても、電流ならば絶縁してくれる。
特に妖術・雷霆神弩を使うときは、仲間が巻き添えになる可能性が高いので必須の術。

妖術(法術)・風防
風を受け流す結界を張る。
勢いのある烈風は勿論、かまいたちや竜巻さえもこの結界の周りはよけて通る。
風系の術は基本的に軌道が見えづらく広範囲に影響を及ぼすため、
乱戦ではぜひ欲しい術。建物などの防御にも用いられる。

妖術・祭囃子(まつりばやし)
なんとも楽しそうな祭り調の音楽が聞こえてきて、かけられた者はついつい浮かれて踊りだす。
その間、対象は無防備なので当然攻撃されてしまう。
狸たちが得意とする妖術で、攻撃ではなく主にいたずら目的で使う事が多い。
実際、街中で一人で踊らされた日には、対象は恥ずかしくてたまらないだろう。
ひょうきんでお茶目な狸らしい術である。

法術・御手の護り
妖術・忍術の攻撃系の術を軽減する術。
白く暖かな光が、苛烈な攻撃から対象の身を守る。
術を使用している間、ずっと力を使わなければいけないので使い勝手は悪い

妖術・夢招き
対象を深い眠りに誘う術。
逆らうことの出来ない睡魔に襲われ、あっという間に眠りにつく。
いったん眠ってしまうと、たたかれようが踏まれようが、最低数時間は目が覚めない。
自然に術が解けた時は、単に眠っていたように気分が晴れやかでさえあるという。

妖術(法術)・妖力封印
妖魔などの力を一時的に封印してしまう技で、神主などの神職にもこの術を使う人々がいる。
本来は妖魔の力を封じるものだが、人間に使えばチャクラや血継限界をも封印する事ができる。
ただし、強い妖魔には効かない事も多いので過信は禁物。
だが人間なら、たとえ五影クラスであってもほぼ確実に封印可能。
妖魔よりもむしろ、人間が警戒すべき術といえよう。
現在では対忍者用に用いられる事の方が多く、解けるまでが長いので忍者の間では密かに恐れられている。




精神系
精神や心、魂に直接作用するため、基本的に難度が低い術は少ない。
よく使われるのは、相手の記憶を探る術や、法術なら怨霊にまつわる術である。


妖術・記憶違(たが)え
通常の記憶封印とは異なり、消した上に別の記憶を刷り込む高等術。
ただ単に記憶を消してしまうだけでは、記憶が抜け落ちている事を本人が疑問に思い、
最悪の場合は記憶が復活する恐れすらある。
しかしこの術は別の記憶を刷り込むため、かけられた者は記憶をすりかえられた事にさえも気がつかない。
ただし術の特性上、多数の対象にかけることは困難。出来なくはないが、精度がかなり劣化しやすい。

妖術・魂魄鉄鎖
魂を霊界の鎖で縛り付け、黄泉への帰還や成仏をも阻む術。
決まった媒体に縛り付ければ、そこからあまり遠くに行けなくなるため、主に使役目的で使う霊の逃亡防止に使う。
縛りを緩くすれば浮遊霊状態になり、比較的自由。

妖術・心中掌握
相手の心を読んでしまう術。
写輪眼や白眼などの洞察能力とは違い、対象の過去の記憶にもさかのぼる事ができる。
文字通り、手に取るように相手の心中や記憶を知る事ができる優れもの。
場合によっては、これを記憶違えの法と併用する事もある。

法術・魂鎮め
怨霊や、それに取り付かれた人を鎮める術。
本来は儀式でなだめ治めるのが通例だが、
あまりにも人の話を聞かない霊や、危険な場合はこれで強制的に押さえつけてしまう。
食らった霊は一気に頭が冷えたようになる。

妖術・魔幻の虚地
架空の空間を作り出す術。
意識や魂のみだけが入り込む事のできる世界で、実体はない。
ここに入り込んだ者は、術者の思うままに翻弄される。
外部からの干渉が困難なので、相手を特別な用事で呼び出したい時にも利用される。

妖術・御魂(みたま)砕き
対象にとってもっとも恐ろしいものを見せ続け、精神を破壊し廃人にしてしまう術。
かかってしまうと耐え抜くことはまず不可能で、妖術に抵抗があるもの以外は逃れられない。
発動中は高度の精神集中が要求されるため、術者も対象も無防備なので、
特に味方が少ない戦闘で使うのは難しいようだ。

妖術・忘却の法
記憶を消し去る術。人間が使う忍術と違い、封印効果はかなり強力。
思い出そうとすると対象には耐えがたい苦痛が襲い掛かり、精神が弱いとまれに発狂することすらある。
上位術・記憶違(たが)えの法と異なり、多数の対象にも気兼ねなくかけることができる。
ただし記憶が戻る場合があるので、確実性は上位術よりもやや低め。


回復系
医療忍術と違い、基本の術は簡単に扱うことが出来る。
特に法術の使い手なら、治癒の祈りは皆心得ているほど簡単。
ただし上位の術はどれもなかなかお目にかかれない。

法術・快癒の祈祷
深い傷や骨折等の重傷、内蔵の損傷までを完全に癒す。
平癒の祈願の上位術で、この系統の最高術にあたる。
さすがに使い手は少ない上にこれが必要な状況になることもあまりないので、見る機会はほとんどない。
その高い効力のため、普段術書は封じられている。

法術・邪気祓い
術による毒などを抜くための術。
妖魔の妖力やチャクラが直接体内に入り込み、害をなしている場合の浄化にも使われる。
ただし術のランクが低いので、その分威力もそれなりに留まる。
よってあまりにも深刻な場合は、高位術の満身快癒を使わなければいけない。

法術・治癒の祈り
霊力を生命力に転化し、対象に与える事で傷を癒す術。
医療忍術・掌仙術のような難度の高い術ではなく、初歩的。
そのため簡単な外科治療として使われる事が多く、捻挫程度ならあっという間に治る

妖術・毒気霧散
体に害をなす毒を抜く術。同時に、毒に犯された患部を正常な状態に復帰させる。
血清や薬と同様に、毒に当てられたら速やかに使うことが望ましい。
なお、妖魔のチャクラなどは通常の生き物にとっては毒だが、
この術自体が妖魔が使う術なのでそういうケースは想定外である

法術・平癒の祈願
治癒の祈りの上位術。
霊力を生命力に転化して対象に与えると同時に、対象の生命力を活性化。
一般的な軽い病も治す

妖術・万象の宴
広範囲に効力を及ぼす事もできる、妖術で最高の回復術。
妖力や大自然の持つ力を生命力に転化し、対象に吹き込む。
また、怪我以外の理由で異常をきたしている箇所も、健常な状態に復帰させることが可能。
さらに、わずかだが体内のエネルギーを活性化する力もある

法術・春風の恵み
指定した多数の対象に、生命力に転化した霊力と大自然の力を吹き込む。
原理は妖術・万象の宴と大差ないが、こちらは攻撃系の術への若干の抵抗力を付与する効果がある。
存在を秘される術の一つ

妖術(法術)・満身快癒
病や状態異常を治癒する事に特化した術。
体内の病巣を浄化するが、難度は高い。
万病を治すとも言われるものの、使い手は少なく存在も秘されている

妖術・薬水の霧
命力転化の法の上位版。
法術なら平癒の祈願に当たるが、こちらは自分に不利な術を解除することができる

妖術・命力転化の法
妖力を生命力に転化し、急速に患部を再生する。
原理は治癒の祈りと変わらない




その他
それぞれ個性的な効果を持った術。
特定の用途に特化したものもあり、使いどころが肝心になる術も多い。


妖術・遠投の法
相手をどこか遠くに放り出してしまう術。距離は術者の力量次第。
飛ばす先の場所は、方角くらいならアバウトに指定する事もできる。
術の対象は、文字通り空の星になるという無様な姿をさらす

妖術・外形歪み
無機物の大きさを自在に変える術で、見せ掛けだけでなく質量まで見た目どおりに歪めてしまう。
歪ませた分の過不足分がどこに行くのかは不明だが、
米粒を俵の大きさにするような極端なことは出来ない

妖術・偽体の法
狐炎や守鶴が、かりそめの実体を作った術
ここに意識や魂を移せば、もう一つの体として使う事ができる。
影分身と違い攻撃されても分身体が消滅する事はなく、生き物となんら変わらない振る舞いが可能。
そのため、通常ならば全く分身と気づかれる事はないだろう。
なお、自意識をこの分身体に移す時は憑依の法を併用する

妖術・組み紐解放
万物縛りの法の対になる術で、これを使うとするりと魔絹の組み紐がほどける。
また、ほどけなくなってしまったヒモや糸にこれを使うと同じようにするりとほどける。
些細な日常にも応用が利き、ある意味では便利。
例えば、ネックレスの鎖が絡んだときに使うのもありである。
勿論縄目なども解けるので、脱出等にも便利。
使いようによってはとんでもないこともできるかもしれない

妖術・砂上楼閣
守鶴や暴砂の杖の固有技で、一夜城よろしく砂で建物を作ってしまう珍術。
野宿に便利で、寝込みを襲われてもオートカウンターがついているので安心。
形は好みで好きにいじることができるし、
意味の有無はともかく、色砂を使えば色まで本物の家そっくりになる。
ただし布団や寝袋までは作ってくれないので、各自であらかじめ用意するしかない。
かまどやベッドの台部分くらいなら砂で生成する事は可能

法術・誓願の枷
決して破ってはいけないような、重要な誓いを立てる際に使う術。
誓いを破った時、対象には死が訪れる。
緋王郷の民の祖先が、狐炎や眷属の狐達と交わした子々孫々に渡る契約の遵守のため、自らこの術を施した。
そのため今も、この術を住人達すべてに施すことが掟となっている

妖術・万物縛りの法
妖具(妖魔が作った道具)・魔絹の組み紐専用の術。
これを使うと、術者が対となる術を唱えない限り紐が解けなくなる。
魔絹の組み紐は、刃物でも断ち切れない程の丈夫さを誇るため、この術を併用されるとまずほどけない。
なお、この組み紐は実体のない霊体や、捕らえどころのない形のものも縛れる優れもの

法術・緋王変化
霊力と自然の氣を使い、九尾に化けるというスケールの大きな術。
本物そっくりに化けるだけでなく、能力も自然の力により大幅に上昇。
使い手は有力な稲荷神社の宮司などに限られ、まためったな事では使用しない。
主に、多数の外敵や忍者から町や里を守るために使われる。似たような術も多い

妖術・憑依の法
文字通り、対象に魂や精神を憑依させてしまう。心転身の術と効果はほとんど同じ。
その間、本体は無防備になってしまうのがネックだが、
心転身と違って憑依した体がどれほど手傷を負っても本体は無傷。
そのまま違う対象に乗り換える事もできる。
本来は、肉体を持たない霊体が使う術と言われる

妖術・変貌の法
妖術の基本術の一つで、忍術で言えば変化に当たる。
姿形しか変える事が出来ないため、万全を期すためには霧衣を併用するのが普通。
力加減が乱れたりすると、昔話のように尻尾がはみ出たり形が崩れたりする。
もちろん一人前の妖魔ならば、そんなへまはしない

妖術・命俑(めいよう)
粘土にかりそめの命を吹き込み、自律行動をとらせることができる。
大きさは使った粘土の量で調節し、稼働時間は込められた妖力に左右される。
習得難易度は高いが、割と低コストで量産できるので頭数が欲しい時に使われる。
大量の水で形が崩れ、強い火では焼き物になって動けなくなるのが欠点

妖術・潜り砂
砂を周囲の地形に潜ませ、条件がそろった時に自動で発動するように仕込む術。
術者が離れた位置にいても、条件がそろえば自動で発動する。
そのため、トラップや伏兵として使うことが主な用途。
キャンプの周りに仕込んでおくと、安心して休めるだろう

妖術・遥地翔(ようちしょう)
チャクラで体を活性化させて瞬間移動する瞬身の術とは違い、文字通り「テレポート」してしまう術。
そのため、瞬身の術では移動不可能な距離も一瞬で移動できるのが強み。
人数は術者の熟練度やランクによるが、指定した他者をつれて移動する事も可能。
力の消費量は、移動距離にある程度比例する。
瞬身とは比べ物にならないほど力の消耗が激しいが、遠距離ならこちらの方が消耗は少ない




召喚
数は少ないが、呼び出すものによって様々な効果を発揮する。
強力な召喚獣・霊を呼び出せば、術者1人で多数の相手も可能。


召喚術・器物召喚
生き物の召喚と異なり、呼び出すためには対象の名と形さえ知っていればいいとされる。
しかし確実を期すために、よく使う物には専用の術式を施す事が一般的。
妖魔や陰陽師などがどこからともなく物を出してきたら、大体この術である

召喚術・契約の問答
契約手段の一つで、契約する際に交わす短い問答。術というよりは儀式に近い。
契約後は、呼び出す方が主人、呼ばれる方がしもべとなる。
なお、お互いを召喚可能にする契約は特につがいの誓約と呼ばれ、双方の立場が対等となる。
ただし召喚する際に消費する力は変わらず、
実力が違うペアで結んだ場合は契約が形式化することもある

召喚術・眷属招来
文字通り、自分の眷属である種族や血族を呼ぶ召喚術。
その特性上、一族単位の契約が多い。
消費する力は少なめだが、自分よりも上位の存在は呼び出す事ができないという欠点がある。
そのため、人間よりも妖魔が多用する

召喚術・砂漠召喚
暴砂の杖、及び守鶴の固有技。
我愛羅のように、手持ちの砂で地中の岩石を砕くという手間も無く一気に大量の砂を召喚する。
そのため、砂漠以外の地形でも前振りなくスピーディに攻撃可能。
砂漠大葬や流砂漠流などの大技の発動前に使うのが基本だが、
相手を大量の砂の重みで押しつぶすだけでもなかなか有効

召喚術・誓約破棄
召喚契約を解消する。相手の信頼を失えば、召喚獣から一方的に打ち切られることもある。
ただし、相手と離れている状態では使えない

召喚術・外様(とざま)召喚
眷属以外のものを呼ぶ召喚術すべての事。通常、召喚といえばこれをさす。
人間が他の生き物や式神などと契約を結ぶ際は、常にこれ。
召喚した対象を制御する事ができれば、上位種族でも呼び出せる。
口寄せ動物と違い、契約を結べる知能さえあればあらゆる種族が対象となる。
例えば、尾獣が人柱力を召喚する事も可能

召喚術・妖魔王降臨
外様召喚の一種だが、その中でも妖魔王、つまり尾獣を呼び出すものはこう呼ばれる。
妖魔の中でも別格な彼らとは契約を結ぶことすら困難で、消費する力の量も莫大。
だがもし1度だけでも召喚する許しを得れば、一国を灰燼(かいじん)に帰すほどの力となるだろう。
ちなみに術を使用する際は、直接詠唱するよりも召喚符を用いる方が多い。
天変地異と等しい力のために禁術とされ、存在を知る者は高位の術者に限られる

召喚術・霊魂口寄せ
霊や魂を召喚する術。目的に合わせて召喚したい対象を思い浮かべる。
他の召喚と違い、使用する前に若干の準備が必要になる。
契約していない相手も呼び出せるが、実力不相応なものを呼び寄せてしまうと制御不能に陥る。
力ある術者がうっかり生身の人間相手に使うと、魂を抜いてしまうので危険。
これは、魂を肉体の束縛さえ振り切って無理に呼び出してしまうためである。
もっともちょっとやそっとで切れるものではないので、普通はありえない

召喚術・連環の陣
契約手段の一つで、ある決まった紋様を対象に刻み付ける。
これを刻まれたものは刻んだ者の召喚獣(霊・物)となるが、
意思あるものに刻む場合は、原則として当人に認められる必要がある点は契約の問答と同じ。
刻まれた紋様は、霊力や妖力のあるものでなければ見えない。
この紋様は、生き物にも無機物にも刻み付ける事ができる。
消す、つまり関係を解除するためには、誓約破棄と言う術を使う


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