Title:好きな行動

甘いというよりは、濃厚。
たぶん、だんだんとそんな風に変わっていくんだろうと思う。
初めて与えられた時は、こういうキスから感じたこの人の気持ちに軽い戸惑いを覚えたほどだったけれど。
けれど今はそれが待ち遠しいんだから、
慣れは恐ろしいっていうべきなのか、それとも染められたというべきなのかしら。
守鶴は元が狸だから、どうか分からないけれど、私はキスが好き。
抱きしめられるのと同じくらい、やっぱり愛情を感じるから。
でも、いくら好きでも恥ずかしいから、私の方からおねだりしたことってほとんどないのよね。
それ以上に、言いたくなる前にされることも多いから。
でもそういう時って、それだけじゃすまないことも多いんだけれど。
現に、今がそうだから言えることね。もちろん嫌じゃないわ。
けれどこれは一番恥ずかしいことの一つに入っちゃうから、口が裂けても言えそうにないのよね。
だからその代わりに、今日は珍しくキスしてって頼んでみたの。
案の定、珍しいなって言われちゃったけど、まんざらでもなさそうだったからちょっと嬉しかった。
私の方からキスしてあげると一番喜ぶけど、それはまた今度になりそう。
そんな事を考える余裕が、この先残ってる保証がほとんどないんだもの。
普段なら苦笑いになるところだけど、今はそう思うとほんのり顔が緩む気がした。



ミニ文が珍しく女性視点一人称。親密度がMAX値になって久しいようなのろけに成り果てた気もしますが。
布団というせこい手も使いつつ、まあまあましに書けたほうかなと思います。
まあ、色々改善点は次回以降ということで。
実は下ネタに走ると、マジにやれば絵はうまくなるかもしれないと思っています。少しだけ。
難しい構図だらけですからね、カップルって。
ちなみにこの2人のこの後は、まあ想像にお任せします。

―スピンして帰る―

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