Title:土の寵と鉄槌を

我が半身よ、大いなる魔よ。
汝に数多の感謝を贈らん。我は祈る、平穏たる日常を。

愛し子よ、我が器よ。汝が生に光あれ。
汝が未来に大いなる幸あれ。我は願う、大地と共に。

其は森羅万象を育む恵みの力。
汝は神が如き偉大な魔性。
我に降りかかる災厄、其の全てを振り払え。
汝が祈る我が勝利のために、
大地の寵を、溢れんばかりの愛を我が身に与えよ。

滅せよ仇敵、彼の者は災厄。
我は土。万物を其の身に戴く豊饒の力。
そして全てを揺るがす破壊の力。
我は望む、汝に世界をも引き裂く力を与えんことを。
大地の寵を、我らが仇から奪い去らん。

大いなる九の妖魔王が一、地の長よ。
我は神に等しき命に願い奉る。
天地を揺るがしその力、どうか我に貸し給え 。出で給え、地王。

吼えよ山。今こそ挙兵の時なるぞ。
震えよ大地。今こそ鉄槌を下すべし。
母たる土の怒りの骨頂、卑小な者に知らしめよ 。妖術・大山鳴動。



訳あって出し惜しみしたのか、単に作ったのに忘れて放置してたのか。
何はともあれ半年以上放っておかれていた絵です。
背景のごちゃごちゃして読めない文字は、概ね上記に書かれた文章です。
ちなみに最後の2つの段落だけは、召喚術と妖術の詠唱です。
前者が最高ランクの召喚術・妖魔王降臨、後者は土属性最高ランクの妖術・大山鳴動。
もちろん実際にはフウは詠唱しませんが、そこは単なる雰囲気です。

―スピンして帰る―

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